“ずいしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
瑞祥75.0%
水晶6.3%
瑞暲6.3%
瑞象6.3%
随性6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
里人は火に会ったのに不思議なと首をかしげ、これも御武運のつよいせいだ、いよいよ御本屋様の瑞祥ずいしょうであろうなどと解ったようなことを言いあった。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むらさき水晶ずいしょうは おそめにやンべ
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
瑞暲ずいしょう北宝ほくほうも見えざるを以て、或は昨夜熊害のたの馬匹にも及ぼす事あるかとて、王藏に命じて尚馬匹を集めて調査するに、瑞暲北宝両種馬しゅばの見えざるをもって深く案じたるも
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
一首の意は、天皇(聖武)の御代は永遠に栄える瑞象ずいしょうとしてこのたびあずまの陸奥の山から黄金が出た、というので、それを金の花が咲いたと云った。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
だから、ほんの身のまわりの物だけ持って発ちなさるんだよ。まあ結局、ねえばあやさん、あのご夫婦はここじゃ暮せない随性ずいしょうだったんだね。そうした随性だったんだね。……これも前世の約束ごとさ。