“すんぶん”の漢字の書き方と例文
語句割合
寸分100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると、たなのなかほどのところに、寸分すんぶんちがわない、仏像ぶつぞういてありました。おとこは、これにまると、はっとおどろきました。
天下一品 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しかしその帽子を除いたにしても、何の某の服装なるものは、寸分すんぶん立派りつぱになる次第ではない。唯貧しげな外観が、全体に蔓延まんえんするばかりである。
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
見れば、床の間に安置してあるものと寸分すんぶんちがわない五重の塔が、五つにわかれて、さんぜんとかがやいているのです。
少年探偵団 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)