“すみつき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
墨付68.4%
墨附31.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
写本は墨付すみつき二十七枚の美濃紙本で、表紙に「大阪大塩平八郎万記録よろづきろく」と題してある。表紙の右肩には「川辺文庫」の印がある。川辺御楯かはのべみたて君が鈴木君に贈与したものださうである。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
付させられ懷姙くわいにんし母お三婆のもとへ歸るみぎり御手づから御墨付すみつきと御短刀たんたうそへて下し置れしが御懷姙の若君わかぎみは御誕生たんじやうの夜むなしく逝去遊おかくれあそばせしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「宝沢を殺しておいて、御墨附すみつきと、短刀とを奪取って、まんまと、贋者め、天一坊に成りすましておるのじゃ」
大岡越前の独立 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
「今日のお門立ちに、逸早いちはやくかばかりなお墨附すみつきを戴いた者は他にない。琉球王は抜け目のない奴じゃよ」
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)