“すいぎん”の漢字の書き方と例文
語句割合
水銀100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「天の川の水あかりに、十日もつるしておくかね、そうでなけぁ、すなに三、四日うずめなけぁいけないんだ。そうすると、水銀すいぎんがみんな蒸発じょうはつして、たべられるようになるよ」
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
それでもたしかにながれていたことは、二人ふたり手首てくびの、水にひたったとこが、少し水銀すいぎんいろにいたように見え、その手首てくびにぶっつかってできたなみは、うつくしい燐光りんこうをあげて
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
いまはたれだってそれをうたがやしない。実験じっけんしてみるとほんとうにそうなんだから。けれどもむかしはそれを水銀すいぎんしおでできているとったり、水銀すいぎん硫黄いおうでできているとったりいろいろ議論ぎろんしたのだ。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)