“じょうはく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
上膊83.3%
上白16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
結局そのとき以来、「火の玉」少尉は右腕の自由を失ってしまい、野戦病院に退いて、ついに右腕を上膊じょうはくから切断してしまったのである。
空中漂流一週間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
肩章の代わりに輪をなした白い大きなモールを上膊じょうはくにつけてるイギリス兵、銅の帯金と赤い飾毛とのついた長めの皮のかぶとをかぶってるハンノーヴルの軽騎兵
一人扶持かて一年にならしてみやはりまっせ、一石八斗二升五合になりまんがな、今時、諸式が上りはって、京大阪で上白じょうはく一桝ひとますが一貫と二十四文しますさかい
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そこに住む出家、比丘尼びくに、だいこく、所化しょけ、男色の美少年、その他青侍あおざむらいにいたるまで、田畑を耕すこともなくて上白じょうはくの飯を食い、糸を採りはたを織ることもなくてよい衣裳いしょうを着る。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)