“上白”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うはじろ40.0%
じょうはく40.0%
うえしろ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
青鈍あをにびの水干と、同じ色の指貫さしぬきとが一つづつあるのが、今ではそれが上白うはじろんで、あゐとも紺とも、つかないやうな色に、なつてゐる。
芋粥 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
一人扶持かて一年にならしてみやはりまっせ、一石八斗二升五合になりまんがな、今時、諸式が上りはって、京大阪で上白じょうはく一桝ひとますが一貫と二十四文しますさかい
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
信綱の命を伝うべき軍目付親子が敵城へ乗入れたのだから、今はとかくの場合ではないと、軍勢一同に動いて、鍋島勝茂の上白うえしろ下黒筋違いの旗も、さっと前へ進んだ。
島原の乱 (新字新仮名) / 菊池寛(著)