上白じょうはく)” の例文
一人扶持かて一年にならしてみやはりまっせ、一石八斗二升五合になりまんがな、今時、諸式が上りはって、京大阪で上白じょうはく一桝ひとますが一貫と二十四文しますさかい
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そこに住む出家、比丘尼びくに、だいこく、所化しょけ、男色の美少年、その他青侍あおざむらいにいたるまで、田畑を耕すこともなくて上白じょうはくの飯を食い、糸を採りはたを織ることもなくてよい衣裳いしょうを着る。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)