“じやうみやく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
静脈66.7%
靜脈33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くちびるも時時ひきるらしい。その上ほのかに静脈じやうみやくの浮いた、華奢きやしや顳顬こめかみのあたりには薄い汗さへも光つてゐる。……
わが散文詩 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
年わかき内科医きみは日ごと来てわが静脈じやうみやくくすり入れゆく
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
せこけて靜脈じやうみやくが浮いて、生きてゐるのが不思議なくらゐ、頭は胡麻鹽ごましほの虫食い、顏色は痙攣性けいれんせいの病氣の人によく見かける、鉛のやうな色で、落ちくぼんだ眼だけが、かつては帳場格子の中で
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)