“じょうみゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
静脈90.0%
静脉10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ものを食うたびに薄く静脈じょうみゃくのすいてみえているコメカミが、そこだけ生きているようにビクビク動いた。
雪の夜 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
胸の中から二本のくだが出て、この人工心臓につながっている。一方は赤くぬってあり、もう一つは青くぬってある。赤い方は、きれいな血がとおる動脈どうみゃく、青い方は静脈じょうみゃくだ。
三十年後の東京 (新字新仮名) / 海野十三(著)
酔っぱらった首領の真赤な額に、蚯蚓みみずの様な静脉じょうみゃくがふくれ上って、血走った目がギロリと光った。
魔術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)