“じゃし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
邪視83.3%
邪侈16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遠くは北辺の上杉、伊達だてなどに至るまでが、こぞって、反感か、邪視じゃしか、冷嘲れいちょうか、いずれにしても、好意は示していない。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして、市十郎が、そッとその中へ交じっても、誰も、邪視じゃしする者はなく、側の者は、膝をゆずった。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
恒産なくして恒心あるは、ただ士のみくするをす。民のごときはすなわち恒産なくんば因って恒心なし。いやしくも恒心なくんば、放辟ほうへき邪侈じゃしさざるところなし。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
しかるに民のごときは恒産なくんば因って恒心なく、すでに恒心なくんば放辟ほうへき邪侈じゃしなさざるところなし。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)