“じみち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
地道87.5%
寺道6.3%
尋常6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
政道は地道じみちである限りは、とがめの帰するところを問うものはない。一旦いったん常に変った処置があると、誰のさばきかという詮議が起る。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
わたしはよく知っているラ・マドレーヌ寺道じみちをたどって行った。カトリーヌおばさんも、子どもたちも、お父さんに会えたのだから、わたしもきっと会うことがゆるされるであろう。
引張りかかるに『何じやぞえ。私が逃げるものではなし。往来中での大声は、ちと嗜んで貰ひましよ。私に話はない筈ながら、あるといはんす事ならば、詮方がないゆゑ行きまする。人通りのない処で、尋常じみちに話すが好ござんせう』
したゆく水 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)