“じぞう”の漢字の書き方と例文
語句割合
地蔵100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日がみじかい頃で、葬式が家を出たのは日のくれ/″\であった。青山あおやま街道かいどうに出て、鼻欠はなかけ地蔵じぞうの道しるべから畑中を一丁ばかり入り込んで、薄暗うすぐらい墓地に入った。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
地蔵じぞうさまと毘沙門びしゃもんさまのおぞうの、あたまにもむねにも、手足にも、肩先かたさきにも、幾箇所いくかしょとなくかたなきずやきずがあって、おまけにおあしにはこてこてとどろさえついておりました。
田村将軍 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
背丈せたけはヒトミよりすこし高い。お地蔵じぞうさまを青石でこしらえている途中のようなものに見えた。
ふしぎ国探検 (新字新仮名) / 海野十三(著)