“じくもの”の漢字の書き方と例文
語句割合
軸物100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「此間、彼奴あいつが持って来た軸物じくものを、何だと思う、あれが、わしおとしいれる罠だったのだ。あれは一体誰のものだと思う。友達のものだと云う、その友達は誰だったと思う。」
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
古筆こひつ軸物じくものとか、三島の香盒こうごうとかは、いずれ屑屋くずやか何かで捜してお返しいたします。ヘエ——
蔵書を始め一切の物を売却しようと云うことになって、ず手近な物から売れるだけ売ろうと云うので、軸物じくもののような物から売り始めて、目ぼしい物を申せば頼山陽らいさんよう半切はんせつ掛物かけものきんに売り
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)