“しんぎん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
呻吟98.1%
吟呻0.9%
坤吟0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人と自然と、神の創造つくり給える全宇宙が罪の審判のために震動し、天のはてより地のきわみまで、万物呻吟しんぎんの声は一つとなって空にちゅうする。
なんとなく陰鬱いんうつとして不快を感ずるがごとき場合に鳴き出すものにして、長く病床に吟呻しんぎんせる病人も、かかる天候激変のときに絶命するものである。
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)
誤って法網ほうもうれしを、無情にも長く獄窓に坤吟しんぎんせしむる等、現政府の人民に対し、抑圧なる挙動は、実に枚挙まいきょいとまあらず。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)