“しろまなこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
白眼100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……その時、白眼しろまなこの座頭の首が、月にあおざめてのぞきそうに、屋の棟を高く見た……目が鋭い。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と半分目を眠って、盲目めくらがするように、白眼しろまなこで首を据えて、天井を恐ろしげにながめながら
朱日記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
眉が薄く、鼻がひしゃげて、ソレその唇の厚い事、おまけに頬骨がギシと出て、歯をむとガチガチと鳴りそう。左の一眼べとりとい、右が白眼しろまなこで、ぐるりとかえった、しかも一面、念入の黒痘瘡くろあばただ。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
痘瘡あばたの中に白眼しろまなこいて、よたよたと立上って、いきどおった声ながら
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)