“しゆくぐわん”の漢字の書き方と例文
語句割合
宿願100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きらひて幼年なれば今四五年も相待あひまつべしととゞめ候故本意ほんいなくは思へども師匠の仰せ默止難もだしがたく是迄は打過うちすぎ候なり此度こそさいはひに日頃の宿願しゆくぐわんはたすべき時なり何卒此儀このぎ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
然程さるほど光陰くわういんの如く傳吉は四五年勤めしが四季の給金臨時ふじもらひもの等ちりつもり山となりて百廿兩程になりし故宿願しゆくぐわんすでに成就したりとしきりに古郷が懷敷なつかしく主人の機嫌を伺ひ越後へ歸り度旨を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)