“しゅうぢゃく”の漢字の書き方と例文
語句割合
執着100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いや、その嫉妬しっと執着しゅうぢゃくの、険な不思議の形相が、今もって忘れられない。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
寝食も忘れまして……気落ちいたし、心え、身体からだは疲れ衰えながら、執着しゅうぢゃくの一念ばかりは呪詛のろいの弓に毒の矢をつがえましても、目がくらんで、的が見えず、芸道のやみとなって、老人、今は弱果よわりはてました。
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)