“しまんろくせんにち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
四万六千日66.7%
四萬六千日33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十日の四万六千日しまんろくせんにちに浅草から青ほおずきを買って帰る仲の町芸妓の袂にも、夜露がしっとりと沁みるのが知れて来る。
箕輪心中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
車で大観音の前を通りますと、四万六千日しまんろくせんにちだというのでにぎやかです。三十幾年前もこんなだったと思います。今か今かというような、兄の容体を案じながら通った時の気持が思出されます。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
四萬六千日しまんろくせんにち八月はちぐわつなり。さしものあつさも、のころ、觀音くわんのんやまよりすゞしきかぜそよ/\とおとづるゝ、可懷なつかし。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)