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ししおう
ふりがな文庫
“ししおう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
獅子王
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
獅子王
(逆引き)
御悩み快癒された天皇は、喜びのあまり
獅子王
(
ししおう
)
という剣を頼政に賜った。宇治左大臣頼長がこれを頂いて御前の階段を半ばまで降りたとき、ほととぎすが鳴いて空を渡った。
現代語訳 平家物語:04 第四巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
八宗九宗の
碩徳
(
せきとく
)
たち
虎豹鶴鷺
(
こひょうかくろ
)
と
勝
(
す
)
ぐれたまえる中にも絶類抜群にて、
譬
(
たと
)
えば
獅子王
(
ししおう
)
孔雀王
(
くじゃくおう
)
、我らが頼むこの寺の塔も絶類抜群にて、奈良や京都はいざ知らず上野浅草芝山内
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
玉楼金殿
(
ぎょくろうきんでん
)
を空想して、
鳳凰
(
ほうおう
)
の舞う
竜
(
たつ
)
の
宮居
(
みやい
)
に、
牡丹
(
ぼたん
)
に遊ぶ
麒麟
(
きりん
)
を見ながら、
獅子王
(
ししおう
)
の座に朝日影さす、桜の花を
衾
(
ふすま
)
として、
明月
(
めいげつ
)
の如き真珠を枕に、
勿体
(
もったい
)
なや、
御添臥
(
おんそいぶし
)
を夢見るかも知れぬ。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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