“しころ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
93.8%
6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのなかでも評判になったのは五尺あまりの大かぶとで、鉢もしころもすべて小銭こぜにを細かく組みあわせて作ったのでした。これは珍らしいと云うので大変な評判。
半七捕物帳:65 夜叉神堂 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
数右衛門は敵の前に背をさらしたのであったが、その背に当ったのは、氷柱であって、平八郎の切っ先は、彼の兜頭巾かぶとずきんしころを斬って、肩の辺りでカチンと刎ねた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
金襴でしころがわりに装飾よそおった投頭巾なげずきん輪頭形りんどうがたの冑の頂上に、雄猛子の鬚をつけたいかつい冠もの、そのような冠ものをかむった方は数多く見えましたが
レモンの花の咲く丘へ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
つまり、前じての戦語りに、景清と三保谷のしころ引きの話、其後に、佐藤継信の戦死の話がある。
「八島」語りの研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)