“しおなわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
潮漚50.0%
潮沫50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに船側に添って乱れてはしりのぼる青い腹の、まるで白竜はくりょうのような新鮮な波の渦巻と潮漚しおなわとをつくづくと俯瞰みおろしては、何とか歌にまとめようと苦吟もして見た。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
その波濤のおもの金と紅とが乳黄となり、やや寒い瓏銀ろうぎんとなり、ブリュブラックとなり、重く暗くなり、そうして今は舷下の飛沫と潮漚しおなわとがただ白く青く駛って、みだれて
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
帆綱の影、しおじみた欄干てすりの明り、甲板の板の目、かんのきしり、白い飛沫しぶき、浅葱いろの潮漚しおなわ
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
しもよりは幾重の波の潮沫しおなわほとばしり上らしむ。8280