“さんげつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山月66.7%
三月33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
骨のずいをぶるッとさせて。「——くそっ、俺としたことが」と、山門をとびだした。そして後ろを振向くと、山月さんげつが青かった。それからはもう一足跳び。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うまやの前に、組頭が来て告げた。藤吉郎は、信長の愛馬山月さんげつの腹の下から
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一行が土手町に下宿した後三月さんげつにして暴風雨があった。弘前の人は暴風雨を岩木山の神がたたりすのだと信じている。神は他郷の人が来て土着するのをにくんで、暴風雨を起すというのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)