“さなだむし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
絛虫50.0%
條虫12.5%
縧蟲12.5%
条虫12.5%
真田虫12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「何でも男らしくないもんだろう。——君そこのところはまだ煮えていないぜ。そんなのを食うと絛虫さなだむしくぜ」
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
すこし工合が惡くなつたんで、お醫者さんに見てもらふと、お酒のためぢやなくて、七卷半の、三上山の大蜈蚣むかでではないが、お腹一ぱいに條虫さなだむしの大きな奴が蟠踞してしまつてたんだつて——
夏の夜 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
その人は條虫さなだむしだが、あんたのは、虫にしたら、なんだらうなあ。
夏の夜 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
耳もなく目もなき縧蟲さなだむしのわが身よ。
偏奇館吟草 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
縧蟲さなだむし
偏奇館吟草 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
「何でも男らしくないもんだらう。——君そこの所はまだ煮えて居ないぜ。そんなのを食ふと条虫さなだむしが湧くぜ」
坊っちやん (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
ビフテキには是非ジャガ薯を添えなければならん。ビフテキは中が生焼なまやけると血が出る位だから牛肉中に潜伏せんぷくする真田虫さなだむしの原虫がよく死なん。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)