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さいりん
ふりがな文庫
“さいりん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
細鱗
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
細鱗
(逆引き)
大
典
(
てん
)
和尚の
学語編
(
がくごへん
)
には
鱖
(
さけ
)
の字を出されたり、
鱖
(
き
)
はあさぢと
訓
(
よむ
)
也。
唐
(
もろこし
)
の
字書
(
じしよ
)
には
鱖
(
き
)
は大口
細鱗
(
さいりん
)
とあれば鮏にるゐせるならん。
字彙
(
じゐ
)
には
鮏
(
せい
)
は
鯹
(
せい
)
の本字にて
魚臭
(
なまぐさし
)
といふ字也といへり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
色は
一刷毛
(
ひとはけ
)
の
紺青
(
こんじょう
)
を平らに流したる所々に、しろかねの
細鱗
(
さいりん
)
を畳んで
濃
(
こま
)
やかに動いている。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「飛ばせ」とシーワルドはウィリアムを顧みて云う。並ぶ
轡
(
くつわ
)
の間から鼻嵐が立って、二つの甲が、月下に
躍
(
おど
)
る
細鱗
(
さいりん
)
の如く秋の日を射返す。「飛ばせ」とシーワルドが
踵
(
かかと
)
を半ば馬の太腹に蹴込む。
幻影の盾
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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