“ごうふく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
剛愎71.4%
剛腹17.1%
剛復5.7%
強腹2.9%
豪腹2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と藤左衛門は、この古武士のような剛愎ごうふくの老人をながめて感嘆の声を洩らした。背後うしろたたずんだ菅谷半之丞をそっと顧みても、また云った。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
加うるに彼の性質は既にねじけ、剛腹ごうふくで執拗であるから、長き牢獄生活に次第に兇暴になったのは敢て不思議ではない。
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
愕然がくぜんと、人々は騒ぎ立ったが、剛復ごうふくな曹操は
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
強腹ごうふくな万太郎にしても、これだけは気持がわるいと見えて、しきりと、吉宗の心を臆測したり、のちの気まずさを考えて、このまま黙って押し通しているか、それとも本丸へ伺候しこうして
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
豪腹ごうふく豪腹。官兵衛らしい」
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)