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剛腹
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ごうふく
ふりがな文庫
“
剛腹
(
ごうふく
)” の例文
三郎兵衛、何を
行
(
や
)
ろうとするのであろう? 広海屋のいのちを狙うに相違ないが、まさか、
易々
(
やすやす
)
と、あの
剛腹
(
ごうふく
)
な男を殺すことは出来まい。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
加うるに彼の性質は既に
拗
(
ねじ
)
け、
剛腹
(
ごうふく
)
で執拗であるから、長き牢獄生活に次第に兇暴になったのは敢て不思議ではない。
支倉事件
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
剛腹
(
ごうふく
)
な鳰鳥も眼を見張った。つづいて彼女の心の中へ、行って観たいという慾望が、ムクムクと頭を持ちあげた。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
きみはあまりに心労しすぎるよ、ドノバンがいかに
剛腹
(
ごうふく
)
でも、この冬までにはかならず帰ってくるよ。四人がいかに力をあわしても、きびしい冬とたたかうことはむずかしい。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
その結果一つの集団的意識が生じて、それが宗教および道徳上の一律な覆面の下に、個人的差異——それらの
剛腹
(
ごうふく
)
な個性の間にもっとも強く現われる差異——を
覆
(
おお
)
いかくしていた。
ジャン・クリストフ:11 第九巻 燃ゆる荊
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
▼ もっと見る
「なるほど
剛腹
(
ごうふく
)
なおじいさんだ」
鳴門秘帖:05 剣山の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
剛
常用漢字
中学
部首:⼑
10画
腹
常用漢字
小6
部首:⾁
13画
“剛腹”で始まる語句
剛腹老獪