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ころもがえ
同じく衣を改めることを詠じながら、夏の
更衣と全然別の趣を捉えているのを
多としなければならぬ。
そのうち定期の三週間も過ぎて、御米の身体は
自からすっきりなった。御米は
奇麗に床を払って、新らしい気のする
眉を再び鏡に照らした。それは
更衣の時節であった。
でも
衣更の晴着ぐらいは、買ってやれるとそう思った。
一つ
脱いで後ろに負ひぬ
衣更 芭蕉
“ころもがえ”の意味
《名詞》
ころもがえ【衣替え、衣更え】
季節の変化に応じて、一斉に着用する衣類を改めること。かつては旧暦の4月1日と10月1日に行われた。現代では、6月1日と10月1日に行われるのが一般的である。
(出典:Wiktionary)