“こはた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
木幡42.9%
小旗28.6%
小幡14.3%
小畠14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お使いの男は木幡こはた山を通るのに、雨気の空でことに暗く恐ろしい道を、臆病おくびょうでない者が選ばれて来たのか、気味の悪い篠原ささはら道を馬もとめずに早打ちに走らせて一時間ほどで二条の院へ帰り着いた。
源氏物語:48 椎が本 (新字新仮名) / 紫式部(著)
ヒラ/\小旗こはた
赤い旗 (旧字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
上州甘楽郡かんらぐん小幡こはたの城主、織田美濃守信邦のぶくに様と申せば、ろくはわずかに二万石ながら、北畠内府常真きたばたけないふつねさね様のお子、兵部大輔信良ひょうぶだいすけのぶよし様の後胤こういん、織田一統の貴族として、国持ち城持ちのお身柄でもないのに
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
慣れもしない農作や人の使いをしてわずかの小畠こはたをもって其の日をやっと送ってる内に、母が病気附きまして、娘は母に良い薬を飲ませたいと、昼は人に雇われ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)