“こっとうてん”の漢字の書き方と例文
語句割合
骨董店100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おとこは、ついにまちました。そこには、おおきな骨董店こっとうてんがありました。おとこは、まずそのみせへいってせようとおもいました。
天下一品 (新字新仮名) / 小川未明(著)
西の京の駅を出て、薬師寺の方へ折れようとするとっつきに、小さな切符売場を兼ねて、古瓦ふるがわらのかけらなどを店さきに並べた、侘びしい骨董店こっとうてんがある。
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
男はある骨董店こっとうてんで昔ヴニズの影絵芝居で使った精巧な切子きりこ人形を見付け大金を惜まず買取ってやがて仏蘭西ふらんすの旧邸へ帰る。夫婦の仲はだんだん離れて来る。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)