“こじつけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
附会60.0%
牽強40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例の涜職とくしよく議員の公判記録を読んでみると、ある議員などは、自分で自分の附会こじつけた議論に感心して、洋服を盗んだ黒人くろんぼのやうに、涜職事件を、結局つまりは政事家らしい行動とでも思つてゐるらしく見られる。
しかし王荊公が波はすなわち水の皮と牽強こじつけた時、東坡がしからば滑とは水の骨でござるかとり込めた例もあれば、字説つねたやすく信ずべきにあらずだ。
支那に至っては、上古より竜蛇の区別まずは最も劃然かくぜんたり。後世日本同様異常の蛇を竜とせる記事多きも、それは古伝の竜らしき物実在せぬよりの牽強こじつけだ。