“こげちゃいろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
焦茶色100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見ると葉子の前にはまさしく、角燈を持って焦茶色こげちゃいろのマントを着た事務長が立っていた。そして
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
しろあとのおおばこのむすび、赤つめ草の花はれて焦茶色こげちゃいろになり、はたけあわられました。
めくらぶどうと虹 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
と立ち上がりながら、しっしっと二声ふたこえにわとりを追いげる。こここことけ出した夫婦は、焦茶色こげちゃいろの畳から、駄菓子箱の中を踏みつけて、往来へ飛び出す。雄の方が逃げるとき駄菓子の上へふんれた。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)