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こがうし
ふりがな文庫
“こがうし”の漢字の書き方と例文
語句
割合
小格子
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小格子
(逆引き)
その頃裏田圃が見えて、そして刎橋のあつた娼家で、中米楼についで稍格式のあつたものは、わたくしの記憶する所では京二の
松大黒
(
まつだいこく
)
と、京一の
稲弁
(
いなべん
)
との二軒だけで、其他は皆
小格子
(
こがうし
)
であつた。
里の今昔
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
さりとは
思
(
おも
)
ひのほかなるもの、
此
(
この
)
あたりに
大長者
(
だいちやうじや
)
のうわさも
聞
(
き
)
かざりき、
住
(
す
)
む
人
(
ひと
)
の
多
(
おほ
)
くは
廓者
(
くるはもの
)
にて
良人
(
おつと
)
は
小格子
(
こがうし
)
の
何
(
なに
)
とやら
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
鑑定
(
めきゝ
)
に來たりし樓の主が誘ひにまかせ、此地に
活計
(
たつき
)
もとむとて親子
三人
(
みたり
)
が旅衣、たち出しは此譯、それより奧は何なれや、今は寮のあづかりをして母は遊女の仕立物、父は
小格子
(
こがうし
)
の書記に成りぬ
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
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