“こうは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
浩波25.0%
紅波25.0%
紅葩25.0%
興覇25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるにそれほどの力を以て寄せ来る浩波こうはも、打ち破りがたきある力に制せらるる如くにそのまま後退するのである。神は実にある制限を設けて、人の御し得ぬ海を御し給うのである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
眼のまえの加茂川に耀かがやいた紅波こうはを見て、後ろなる三十六峰の背から朝陽あさひが昇ったのを知ったからである。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
南の方の一段低い所には少許すこしばかりの残雪が萋々せいせいたる緑蕪りょくぶの間に一脈の冬を蔵し、雪消の跡には白山小桜の紅葩こうはがあたりに華やかな色を添えている。
利根川水源地の山々 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
取糺とりただしましたところ、頭目らしき真っ先の男がいうには——自分ことは、黄祖の手下で、甘寧かんねいあざな興覇こうはとよぶ者であるが、もと巴郡はぐんの臨江に育ち、若年から腕だてを好み、世間のあぶれ者を集めては
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)