“げんてい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
舷梯66.7%
元鼎13.3%
元帝6.7%
元貞6.7%
玄亭6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ボートは、青い青い水を切って、傷ついた戦艦『メーン』のふなばたについた。舷梯げんていがなくなって、縄梯子なわばしごがぶらりと下っている。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
大将軍衛青えいせい嫖騎ひょうき将軍霍去病かくきょへいの武略によって一時漠南ばくなんに王庭なしといわれた元狩げんしゅ以後元鼎げんていへかけての数年を除いては、ここ三十年来欠かすことなくこうした北辺の災いがつづいていた。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
干宝は東晋の元帝げんていに仕えて著作郎ちょさくろうとなり、博覧強記をもって聞えた人で、ほかに『晋紀』という歴史も書いて居ります。
此日祇園祭事ありて大幟をたつ。「神道以祈祷為先、冥加以正直為本」の十四字を大書せり。亦一奇なり。未時雨大来。泥濘を衝て三里半内野駅。青山元貞げんていの家に宿。此日涼し。行程八里許。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
抽斎が三人目の妻徳をめとるに至ったのは、徳の兄岡西玄亭げんていが抽斎と同じく蘭軒の門下におって、共に文字もんじまじわりを訂していたからである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)