“元鼎”の読み方と例文
読み方割合
げんてい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蘭軒が春水を訪うた日に、たま/\竹原に往つてゐて坐に列せなかつた「次子」は、春水の養子権次郎元鼎げんていである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
大将軍衛青えいせい嫖騎ひょうき将軍霍去病かくきょへいの武略によって一時漠南ばくなんに王庭なしといわれた元狩げんしゅ以後元鼎げんていへかけての数年を除いては、ここ三十年来欠かすことなくこうした北辺の災いがつづいていた。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
唯一つ頼元鼎げんていの新甫遺詩の中に、「要江戸土屋七郎会牛山園亭」と云ふ詩がある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)