“けっちゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
結着	37.5%
結著	25.0%
決択	12.5%
決着	12.5%
決著	12.5%

結着

「おい、河原君、結着（けっちゃく）をつけよう」

凡人伝 (新字新仮名) ／ 佐々木邦(著)

結著

三「ほうらそろ／＼始まった、これだからうっかりした事は云われない……お母さん然う前置から詞（ことば）を振（ふら）ずに前文無しで結著（けっちゃく）の所を云って下さらなくっちゃア困りやすで……旦那あなたの思召（おぼしめし）は」

松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)

決択

この僧都は論議決択（けっちゃく）のみちにかけては日本第一の誉れのあった人である。

法然行伝 (新字新仮名) ／ 中里介山(著)

決着

「ねえ、仙波さん、決着（けっちゃく）のところ、私にどうしろというんです。うるさいいざこざはぬきにして、あっさりそこだけを伺おうじゃないか」

顎十郎捕物帳：10 野伏大名 (新字新仮名) ／ 久生十蘭(著)

決著

晩翠が出て初期の詩形をある点まで急速に敷衍（ふえん）し、整頓（せいとん）して、ある一つの決著（けっちゃく）をつけた。

詩語としての日本語 (新字新仮名) ／ 折口信夫(著)