結着けっちゃく)” の例文
何遍なんべん聞いても、分りそうもないわい。結着けっちゃくのところ、やがて人類はどんな風な暮し方をするかということなのじゃろう」
「おい、河原君、結着けっちゃくをつけよう」
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
なにしろ、事件がうまい結着けっちゃくをみせるまでは、母親をもあざむいておく必要があったから、隆夫はなるべく主家へ顔出しをしないのがよかったのである。隆夫には、たいへんつらい試練しれんだった。
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)