“ぐうか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
藕花66.7%
寓家33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六月の末大沼枕山は少壮の詩家両三人と相謀あいはかって不忍池の一酒亭に星巌を招待して藕花ぐうかを賞した。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
われわれはいち外濠そとぼりの埋立工事を見て、いかにするとも将来の新美観を予測することの出来ない限り、愛惜あいせきじょうは自ら人をしてこの堀に藕花ぐうか馥郁ふくいくとした昔を思わしめる。
泰然たいぜんとしてその机を階下に投じ、た自個の所有にかかる書籍、調具を顧りみず、藩主恩賜おんしの『孫子そんし』さえも焼燼しょうじんに帰せしめ、一意いちい以て寓家ぐうか什器じゅうきを救わんとせり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)