“くない”の漢字の書き方と例文
語句割合
宮内100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時の宮内(くない)大臣田中伯が、還暦を過ぎた老体を以(もっ)て、まだ二十(はたち)を過ぎたばかりの処女——爵位と権勢に憧(あこが)るゝ虚栄の女と、婚約をした為に一世の烈(はげ)しい指弾と抗議とを招いた事件だった。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
魔法(まほう)の杖(つえ)をふるって、王様とお妃をのぞいては、お城のなかの物のこらず、それはおつきの女教師(おんなきょうし)から、女官(じょかん)から、おそばづきの女中(じょちゅう)から、宮内(くない)官、表役人(おもてやくにん)、コック長、料理番(りょうりばん)から、炊事係(すいじがかり)
眠る森のお姫さま (新字新仮名) / シャルル・ペロー(著)
ましてやいまは、竹童も般若丸(はんにゃまる)を宮内(くない)の手にあずけてあるし、蛾次郎もあけび巻(まき)の一腰(ひとこし)を取りあげられているから、この勝負こそ、まったく無手(むて)と無手。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)