“ぎよげふ”の漢字の書き方と例文
語句割合
漁業100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貝塚より魚骨魚鱗の出づるかたはら是等遺物の存在そんざいするは實にコロボックル漁業ぎよげふの法を明示するものと云ふべきなり。釣り竿の有無ゆうむは考へかたけれど、あみおそらくあみなりしならんと思はる。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
コロボックルが漁業ぎよげふたくみなりしとの事はアイヌ間の口碑こうひにも存せり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
口碑こうひに從へばコロボツクルは漁業ぎよげふたくみにして屡ばアイヌに魚類をおくれりと云へり。今諸地方貝塚よりの發見物はつけんぶつけんするに、實に魚骨魚鱗等有り。しかれども彼等の食物しよくもつけつして魚類にかぎりしには非ず。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)