“きんとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
均等25.0%
堅気25.0%
筋頭25.0%
鈞陶25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一角の密雲がくずれると、一天すべて激変の相を呈しだすのが天象てんしょうのつねであり、地上の自然均等きんとうである。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
申すまでもなく唐人あちゃさんと堅気きんとうの娘が会合さしあうことは法度でござりますばッてん、お種も最初はなのうちは恐ろしかと思い、わたしに隠して一々送り返していたとですが、お種はちっと早熟者はやろうのところへ
舌上ぜつじょう竜泉りゅうせんなく、腋下えきか清風せいふうしょうぜざるも、歯根しこん狂臭きょうしゅうあり、筋頭きんとう瘋味ふうみあるをいかんせん。いよいよ大変だ。ことによるともうすでに立派な患者になっているのではないかしらん。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
松下の村たる、南は大川を帯ぶ、川の源、渓間数十里、人く窮むるなし、けだし平氏遺民の隠匿いんとくする処。その東北二山の大なる者は唐人山と為す、朝鮮俘虜ふりょ鈞陶きんとうする処。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)