“きょじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
居城40.0%
居常30.0%
拠城20.0%
巨城10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
躑躅つつじさきの古城は武田家の居城きょじょうのあったところ。三面には岡があるけれど、城は平城ひらじろ、門の跡や、くるわのあと、富士見御殿のあった台の下には大きな石がある。
武蔵野に住んで武蔵野の豪宕莽蒼もうそうの気をりょうすることが出来ず、且居常きょじょう流水の音を耳にすることが出来ぬのが、彼の毎々繰り返えす遺憾である。然し縁なればこそ来て六年も住んだ土地だ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
それは、一族の穴山梅雪入道も明らかに離反を宣して、事もあろうに、その拠城きょじょう江尻を敵にしたばかりか、徳川家康の道案内をつとめて、甲州乱入の先手にあるというのであった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これが人間業にんげんわざかとおどろかれるような巨城きょじょう
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)