“きょえい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巨影50.0%
虚栄50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はるかやなのおくから、この琵琶湖へ一れつの銀流をそそいでくる高時川たかときがわのとちゅうに、のッと空に肩をそびやかしているのは、しずたけ巨影きょえい
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さッきから三井寺みいでらおかのふもとに立って、かたずをのんで見つめていた伊那丸いなまると、忍剣にんけん龍太郎りゅうたろうの三人は、その巨影きょえいがありありと目前へ近づいたせつなに
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして、前の棒切ぼうきれが反落はんらくしてくるのと一しょに、クロの巨影きょえいもそれにつれて文字もんじに地へりてきた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だが総体に交際は派手で、虚栄きょえい的で、お祭りとか葬式とかの時にはできるだけ金目かねめのかかった衣裳をつけて出るのが女の習慣だった。