“きょうち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
境地57.1%
怯智14.3%
狂痴14.3%
狭地14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしけっきょく、これまでにこれだけのすぐれた綿密(めんみつ)な境地(きょうち)を開いた学者はいなかったので、この博士論文は通過した。そのかわり、審査に一年以上を要したのであった。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
怯智(きょうち)な居すくみをどやされた捕手や同心たち、あッと眼色をかえ、初めて、瞬間的な狂人になり得て一散に、麓(ふもと)へ小さくなる白いものを追いかけた。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
みだれた雲鬂(うんびん)は、たった今まで、張三(ちょうさん)の秘術にあやなされていた身もだえを、どんな白裸(びゃくら)な狂痴(きょうち)にしていたことか、指で梳(す)いても梳ききれない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三間幅の大道路は、山陰(やまかげ)の狭地(きょうち)も、渓流に荒された所も、駅々の町屋のなかも、また湖畔に沿うても、一路京都まで通じていた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)