怯智きょうち)” の例文
怯智きょうちな居すくみをどやされた捕手や同心たち、あッと眼色をかえ、初めて、瞬間的な狂人になり得て一散に、ふもとへ小さくなる白いものを追いかけた。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)