“きょうこうきんげん”の漢字の書き方と例文
語句割合
恐惶謹言100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君側のかんを一掃してのうえでなら、微臣たりとも海内静謐せいひつのためどんな御奉公も決していとう者ではない。どうかご推量を仰ぎたい。恐惶謹言きょうこうきんげん
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たけとらの上のさるには侮られて位置の懸隔を恨むらん、われ肩書に官爵あらば、あの田原の額に畳の跡深々とつけさし、恐惶謹言きょうこうきんげんさせて子爵には一目置いちもくおい挨拶あいさつさせ差詰さしづめ聟殿むこどのと大切がられべきを
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
田舎者とて何か尊威を犯したかもしれませんが、平常のよしみ、ひとえにお目こぼしにあずかりたく、いずれ拝面、万謝申しあげますが、懇願までを。恐惶謹言きょうこうきんげん
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)