“きょうかつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
恐喝64.7%
脅喝35.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
王給諌はひどく喜んで、その秘密の手紙を種に王侍御を恐喝きょうかつして金を取るつもりで、先ず王侍御と仲の善い者にその手紙を持っていかして一万の金を仮らした。
小翠 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
父の仕事はしかし、相も変らぬ与太よた仕事で、何でもたちのわるい恐喝きょうかつ新聞の記者であるらしかった。
例の闘鶏師とりしどもの執念ぶかい脅喝きょうかつやらに、ひどい気鬱きうつかかられたらしく、公儀の呼び出し状をうけた当日、武島町の一室で、自刃めされたという話、平岡様からしかと聞いたが
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして上杉は、その脅喝きょうかつの最後の手段として、好色な夫人の現在の非行を暴露した『花束の虫』を、瑪瑙座に於ける新しい自分の地位を利用して、直介の処へ持って来たのだ。
花束の虫 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)