“きょうかく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
侠客72.4%
胸膈17.2%
経閣3.4%
胸廓3.4%
脅嚇3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
義賊ぎぞく侠客きょうかく謀反人むほんにんの類はそれとなく柴君の弥次馬性に訴えるところがあるんだね。君は自分の家さえ焼けなければ火事は面白いという組だろう?」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
米友も久しく見なかった広い原と、高い山の景色に触れると、胸膈きょうかくがすっと開くようにいい心持になりました。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
山寺には誰もすみついていないと見えて、楼門にはいばらが生いかかり、経閣きょうかくも見捨てられたまま苔が生えている。
然し、薄い脂肪の層、いやに紅い筋肉層、肋骨と、順次に切り進んで胸廓きょうかくを開き、心嚢しんのうを破って心臓を出した時分には、僕はやはりいつもの冷静に立ち帰って居た。
恋愛曲線 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
もししいてというなら、当方には弁護士もいるから、場合によってはどうのこうのとまるで脅嚇きょうかくであった。