“心嚢”の読み方と例文
読み方割合
しんのう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然し、薄い脂肪の層、いやに紅い筋肉層、肋骨と、順次に切り進んで胸廓きょうかくを開き、心嚢しんのうを破って心臓を出した時分には、僕はやはりいつもの冷静に立ち帰って居た。
恋愛曲線 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
更に心嚢しんのうを切り開いて、それから私たちの考案した喞筒ポンプを、心臓の代りに取りつけるのであります。
人工心臓 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
胸壁に孔をあけて心嚢しんのうをさらけ出し、次でそれを切り開いて心臓を取り出しました。
三つの痣 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)