“きぼうほう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
喜望峰75.0%
喜望峯25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高麗こうらい大明だいみんはおろか、安南アンナン柬埔寨カンボジヤ婆羅納ブルネオ暹羅シャム高砂たかさご呂宋ルソン爪哇ジャバ満剌加マラッカはいうに及ばず、遠くは奥南蛮おくなんばんから喜望峰きぼうほうみさきをめぐり、大西洋へ出て、西班牙スペイン葡萄牙ポルトガル羅馬ローマ、どこへでも
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
倫敦ロンドンを出発してから喜望峰きぼうほうに達するまで、彼は全く陸上の消息の絶え果てた十八日の長い間を海上にのみ送って来た。船は南阿弗利加アフリカダアバンの港へも寄って石炭を積んで来た。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ニューヨークを出た船はケープホーンを廻って太平洋へ首を出すまでには、立派に喜望峯きぼうほうをめぐってインド洋へ出ていられる。